書店の本棚

電子書籍で自分をプロモーションするという発想。

 最近、昼によく行くラーメン屋が繁盛している。以前はこんなに人気のある店じゃなかった。ラーメンの種類だって「超」がつくほどオーソドックス。醤油ラーメン、味噌ラーメン、タンメンにチャーシューメン。ランチセットは半チャーハンと醤油ラーメンにザーサイの小皿が付くだけだ。

 さり気なくカウンター越しに店のオヤジの表情を窺えば、まさに「えびす顔」。世の中はこんなにも景気が悪いというのに、街には何軒も商売敵がいるというのに、この店だけソーシャルディスタンスを意識した行列ができている。

 昼休みを終えて会社に戻ると、営業事務の女子社員が緑茶を淹れてくれた。「ありがとう」と言ったら「課長、今日も『麺麺軒』のランチセットですか?」と私に聞く。

「なんで分かったんだ?」

「だって、行列の中にいたのを見かけたから」

 なるほど。目撃されていたわけか。

「それにしてもさ。最近、あの店、やたらと混んでるよな。味は以前と変わらないのに。なんでだろ?」

 緑茶を啜りながら彼女に聞いてみる。

「なんでもオーナーが『ラーメン屋の意地と流儀』って電子書籍を出版したらしいですよ。それで、N●Kのドキュメンタリー番組に出演したとか、しないとか」

 そう言えば、テレビクルーが店の前の行列を撮影していたことがあった。そうか、あれはそういうことだったのか。

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サハラを走る。|赤坂剛史

サハラを走る。|赤坂剛史

2014年出版当初にSNSで話題となり発行後1ヶ月で重版となった、あの「諦めない男・赤坂剛史」の名著を電子出版しました。サバイバルマラソンの過酷さは、楽しさと背中合わせ。マラソンを通じて人生やビジネスにも通じる、赤坂剛史の「哲学」が伝わります。

みどり|瀬木匡史

みどり|瀬木匡史

バブル経済崩壊直後、失業した辰夫が向かった先は、かつて博打打ちとして通っていた「みどり」という名の雀荘だった。「フリー」の客として訪れたその店で、やがて過去の悪夢が蘇る......。 「一線」を超えてしまった男の、人生の最期を暗示するハードボイルド掌編。

かぐや姫の誕生日に|瀬木匡史

かぐや姫の誕生日に|瀬木匡史

「離婚」の危機にある夫婦の家庭や関係を描いた、オムニバス形式の短編小説集、第1話。ハードボイルドタッチの作品が多い瀬木匡史としては珍しい、コミカルな掌編です。 アトリエ・レトリックのウェブサイトリニューアルキャンペーン中につき、2020年末まで無料でダウンロードできます。

あの女、まりこ。

あの女、まりこ。

ウェブマガジン「地球放浪」の草創期に、小説を寄稿し続け異彩を放っていた女流作家・得能マサコの第一短編小説集。 独創的かつ奇抜な発想と、思い切りの良い軽妙な語り口、そしてリズミカルに展開される「物語」の中に、さり気なく現代社会への風刺を織り込み読者を妄想世界の旅へと誘う。そんな得能マサコの第一短編小説集をEPUB形式で、スマホでも読み易いように再編集しました。

ニューカレドニアで逢いましょう | ばっぷ

ニューカレドニアで逢いましょう | ばっぷ

2006年に文芸社から出版された、あの幻のスローライフ讃歌の復刻・電子書籍版です。 都会の生活に、ちょっとお疲れ気味のみなさまへ。

南極を走る。

南極を走る。

世界三大砂漠のサバイバルマラソンを走破し、ついには南極大陸の6日間レースまで完走した、赤坂剛史。『サハラを走る。』に続き、「諦めない」という強い意思を極寒の地でも実現させたドキュメンタリーです。

海でごはん。海のごはん。| 健康

海でごはん。海のごはん。| 健康

銛を片手に、いざ海の中へ。そして魚を突いてきては浜辺で火を熾し、ビールを飲みながらダッチオーブンで、あるいは七輪で料理する。 野外料理のレシピと笑えるエピソード満載のアウトドア料理本。

南の島の物語 | ばっぷ

南の島の物語 | ばっぷ

『ニューカレドニアで逢いましょう』に続く、ニューカレドニアで生活しながら旅する著者の、紀行エッセイ第二弾。 文字を持たない原住民カナックの部落に、今も伝わる口承伝説を自身の旅と重ね合わせて語っています。

パリの憂鬱 | 瀬木匡史

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